台風ヤギ被害からの復興を支援 日本政府がベトナムに200万ドル追加支援

2024年10月16日

ベトナムのパートナーを通じ、日本政府は台風第3号「ヤギ」の被害救済および復旧支援のため、さらに200万米ドルの支援を決定しました。これにより、被災し避難を余儀なくされた家族や子どもたちの生活を支援し、住まいの安定確保、水の供給、衛生環境の整備、子どもの保護に重点を置いた活動が進められます。

台風と洪水の被害を受けたイエンバイ省の住民がUNICEFから支援の水タンクを受け取る

10月11日、日本大使館は、9月初旬に台風ヤギが北部の各省で引き起こした洪水や土砂崩れを受け、日本政府が200万米ドルの支援を国際移住機関(IOM)および国連児童基金(UNICEF)に提供することを発表しました。この支援は、ベトナム国内での重要な救済活動と早期復旧の取り組みの一環として実施されます。

このプロジェクトでは、UNICEFベトナムが提供する水・衛生(WASH)、環境衛生、子どもの保護に関する基本的なサービスに100万米ドルが充てられ、21,251人の個人を支援します。また、IOMベトナムには、最も被害の大きかった省に住む16,800人に対して、一時的な住まいと必要な物資を提供するため、100万米ドルが割り当てられます。

この支援は、台風で被災した子どもたちと家族の緊急のニーズに対応するだけでなく、幅広い分野にまたがる協力を促進し、住まいの確保、医療、教育、栄養面の支援を通じて包括的なニーズに応える取り組みを強化します。

国連とベトナム政府の共同協力計画の一環として、IOMとUNICEFは、特に避難や移動を余儀なくされた子どもたちを含む、最も脆弱な家族への支援に注力します。日本の支援により、IOMとUNICEFは支援の範囲を拡大し、再建および復興の取り組みを迅速に進めることが可能となります。

ベトナム翻訳者:グリーンサン翻訳チーム