ベトナムは、独自の豊かな文化とリーズナブルな物価から、古くから日本人観光客にとって非常に魅力的な渡航先となっています。特に、新たなビザ政策が正式に施行されて以来、最大90日間の滞在を可能にする電子ビザ(E-ビザ)システムの導入により、ベトナムの3ヶ月観光ビザの申請はかつてないほどスムーズで便利になりました。
しかし、長期のバカンスや市場調査などを目的とした滞在を計画されている方にとって、ベトナムの3ヶ月観光ビザ手数料や2026年最新の滞在規定を正確に把握しておくことは、不必要な法的トラブルを回避するための極めて重要なポイントとなります。本記事では、ベトナム観光ビザを最も迅速かつ正確に取得するための手順について、詳しく解説していきます。

1. ベトナムの3ヶ月観光ビザ手数料(申請費用)について
現在、日本国籍の方はベトナム入国に際し、最大45日間の滞在に限りビザ免除(無査証入国)措置が適用されています(※)。しかし、滞在計画が45日を超える長期(46日間〜90日間)となる場合は、ベトナムの3ヶ月観光ビザを取得することが義務付けられています。
ベトナム電子ビザ(E-ビザ)公式サイトの情報によると、ベトナムの3ヶ月観光ビザ手数料はシステム上で公開されており、以下の2つのタイプから選択可能です。
- シングル(1回入国)- 25米ドル 滞在期間中にベトナム国外へ出国する予定がなく、一度の入国で休暇を完結される方に適しています。
- マルチ(数回入国)- 50米ドル 90日間のベトナム観光ビザ有効期間内であれば、回数制限なく自由に出入国が可能です。ベトナムを拠点に近隣諸国へ旅行し、再度ベトナムに戻る予定がある方に最適なプランです。
【お支払いに関する重要な注意事項】 手数料の支払いは、すべてクレジットカードまたは国際ブランドのデビットカードによるオンライン決済となります。特に注意すべき点として、この手数料は、申請内容の不備等により審査が不許可となった場合を含め、いかなる理由であっても返金されません。また、ご利用の金融機関によっては、別途決済事務手数料が加算される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※日本国籍者に対する45日間のビザ免除措置について:この政策は社会情勢等により変更される可能性があるため、渡航計画を立てる際には必ず最新の公式情報を確認するか、専門家に相談することをお勧めいたします。
2. 3ヶ月観光ビザ取得の条件
ベトナム観光ビザの申請プロセスはオンライン化により大幅に簡素化されましたが、日本人旅行者がスムーズに審査を通過するためには、以下の基本的な法的要件を満たしている必要があります。
パスポートに関する規定
- 有効期限:入国予定日から起算して6ヶ月以上の残存有効期間があることが必須です。これは長期滞在期間中の身分を証明するため、出入国管理局により義務付けられている規定です。
- 余白ページ:入出国スタンプを押印するための査証欄に空きページがあることを確認してください(搭乗拒否のリスクを避けるため、最低1〜2ページ以上の余白があることが推奨されます)。また、パスポートが破損していたり、記載事項が不鮮明であったりしないよう、保管状態にもご注意ください。
事前に準備すべき電子書類 ベトナムの3ヶ月観光ビザのオンライン申請フォームを完成させるには、以下のデジタルファイルをご用意いただく必要があります。
- 証明写真(1ファイル):6ヶ月以内に撮影されたもの。背景は白、正面を向き、脱帽、カラーレンズの眼鏡は不可。
- パスポートの個人情報ページ(1ファイル):写真や個人情報が記載されたページ全体のスキャンまたは写真データ。ICAOコード(下部の英数字)が完全に収まり、光の反射や写り込みがなく鮮明である必要があります。
3. 90日間E-ビザ申請の詳細な流れ
ベトナムの3ヶ月観光ビザの取得は、仲介業者を通さず、ご自身でオンラインにて完結させることが可能です。以下に、出入国管理局の規定に沿った標準的な5つのステップを解説します。
✏️ステップ1:公式サイトへのアクセス 公安省出入国管理局の最新ドメイン(https://evisa.gov.vn)にアクセスします。似たようなデザインで高額な手数料を請求する偽サイトにご注意ください。ドメインは時期によって変更・リダイレクトされる可能性があるため、必ず公式サイトのリンクからアクセスしてください。
✏️ステップ2:画像のアップロードと申請情報の入力 外国人用メニューから、準備した証明写真とパスポートの個人情報ページをアップロードします。その後、個人情報を正確に入力してください。「Grant E-visa valid from… to…(ビザ有効期間の希望入力欄)」では、入国予定日と出国予定日の間隔が90日を超えないように設定してください。
✏️ステップ3:確認と申請番号の受け取り 入力完了後、システムから個別の申請番号(Registration Code)が発行されます。この番号は、後の結果照会やベトナム観光ビザの印刷に不可欠な情報ですので、大切に保管してください。
✏️ステップ4:オンライン決済 ベトナムの3ヶ月観光ビザ手数料(シングル25米ドル、またはマルチ50米ドル)を支払います。日本で一般的に利用されているVisa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドのカードが使用可能です。
✏️ステップ5:結果の照会と印刷 通常、約3営業日(ベトナムの土日・祝日を除く)後に、申請番号を使ってステータスを確認します。承認されるとPDFファイルがダウンロードできるようになりますので、入国時に審査官へ提示できるよう、必ず2部印刷して持参してください。

4. 3ヶ月滞在時における重要な注意事項
ベトナムの3ヶ月観光ビザを取得することは、あくまで滞在のスタート地点に過ぎません。長期滞在を快適に過ごし、当局とのトラブルを避けるために、以下の4つのポイントに特実にご留意ください。
- ビザの有効期限を厳守する 電子ビザ(E-ビザ)に記載された有効期限内、または期限当日までに必ずベトナムを出国してください。たとえ1日であっても不法滞在(オーバーステイ)となった場合は、ベトナムの法律に基づき行政処罰の対象となります。さらに深刻なケースでは、ブラックリストに登録され、将来的にベトナム観光ビザの再取得が困難になる恐れがあります。
- 一時滞在届(宿泊届)の確認 規定により、ベトナムに滞在する外国人は現地の警察署へ一時滞在申告を行う義務があります。ホテルに宿泊する場合はスタッフが代行しますが、アパートを個人で借りる場合や知人宅に滞在する場合は、家主がオンラインであなたの滞在を申告しているか必ず確認してください。
- 営利活動に関する規定 記号「DL」のビザは観光目的専用です。このビザで報酬を伴う労働に従事したり、雇用契約を締結したり、営利目的のビジネス活動を行うことは一切禁止されています。もし渡航目的が変更になる場合は、適切な査証タイプへの切り替えについて専門家へ相談してください。
- E-ビザの原本(印刷物)を携帯する ベトナム国内を移動する際は、常にパスポートと一緒に印刷したE-ビザを携帯してください。行政検査や国内線の搭乗手続きの際、印刷した書面を提示することで、確認がスムーズに進みます。
5. まとめ
ビザの有効期限が90日間に延長された新政策は、ベトナムでの長期滞在を希望する日本人の方々にとって、大きなメリットとなります。ベトナムの3ヶ月観光ビザの申請手順を正しく理解し、一時滞在届などの規定を遵守することで、安全かつ合法的に、ご自身で自由な旅のプランを立てることが可能です。
ただし、もし滞在中に労働や長期的な投資へと目的が変更になる可能性がある場合は、書類準備の段階から専門家や弁護士のアドバイスを受けることが非常に重要です。本記事でご紹介した申請プロセスやベトナムの3ヶ月観光ビザ手数料に関する情報が、皆様のベトナム観光ビザ申請の一助となれば幸いです。
皆様のベトナム滞在が、実り多く素晴らしいものとなるよう心よりお祈り申し上げます!
ベトナムでの長期滞在に向けた準備は、単に申請手数料を支払って結果を待つだけではありません。特に、将来的に投資市場の調査や現地での就労を視野に入れている方にとって、初期段階からの書類の正確性は極めて重要です。
Green Sun Vietnam は、ベトナム法務の専門コンサルティンググループとして、日本人のお客様に以下のサポートを提供しています。
• ✅ 書類の合法性チェック: ベトナム出入国管理局の厳格な要求事項に基づき、お客様の書類が適切であるかを精査します。
• ✅ 滞在戦略のアドバイス: 観光から投資、または長期就労への切り替えを計画されている場合、最適なビザの種類と法的なロードマップを提案します。
• ✅ 手続きリスクの最小化: 一時滞在届や書類の領事認証、その他複雑な行政手続きに関するトラブルを未然に防ぎ、迅速に対応します。
書類上の小さな不備が、お客様のベトナムでの大きな計画に影響を及ぼすことがあってはなりません。ベトナム渡航・滞在に関する不安や疑問は、今すぐ私たちにご相談ください!
FAQ
Q1:ベトナム滞在中に3ヶ月観光ビザの延長は可能ですか?
💡現在、ベトナム国内での電子ビザ(E-ビザ)の延長手続きは非常に厳しく制限されています。最も一般的かつ確実な方法は、一度隣国に出国し、新しいE-ビザを取得して再入国する「ビザラン(Visa Run)」という方法です。これにより、引き続き合法的に滞在を継続できます。
Q2:E-ビザの申請フォームに誤った情報を入力し、手数料も支払ってしまいました。後から修正は可能ですか?
💡残念ながら、手数料の支払いが完了した後は、ご自身で情報を修正することはできません。もしパスポート番号や氏名などに誤りがあった場合、最初から申請をやり直し、再度ベトナムの3ヶ月観光ビザ手数料を支払う必要があります。お支払い済みの手数料はいかなる理由であっても返金されませんので、入力内容には細心の注意を払ってください。
Q3:ベトナム入国後、出国せずに3ヶ月観光ビザから就労ビザ(LĐ)へ切り替えることは可能ですか?
💡ベトナムの3ヶ月観光ビザから就労・投資ビザへの切り替えは、必ずしもすべてのケースで認められるわけではありません。切り替えの可否は、身元保証機関の有無、労働許可証(ワークパーミット)の取得状況、過去の滞在履歴などの具体的な条件に依存します。多くの場合、事前に綿密な書類準備が必要となり、状況によっては一度出国した上で再入国が求められることもあります。ご自身の状況に適した最適な方法を確認するため、事前に専門のコンサルタントや弁護士に相談されることを強くお勧めします。


ホーチミン支店コンサルタント
ダン・バオ・ファン
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