フンイエン産のロンガン、日本市場に挑戦

2024年08月07日

クエットタン特産果樹協同組合のメンバーたちがロンガンの収穫に向けて最後の準備をしているハンイエン市タンフン村にて

現在、フンイエン省のロンガン栽培地域は収穫期に入っており、多くの協同組合が輸出の準備を整えています。フンイエン省には4,600ヘクタール以上のロンガン栽培地があり、そのうち30%以上がVietGAP、GlobalGAPの基準で生産されており、年間平均46,000トンの収穫量を誇ります。特に、クアンチャウロンガン協同組合(フンイエン市)の2つの栽培地域は、27.2ヘクタールの面積と年間350トンの生産量で、日本市場向けの輸出認証コードを取得しています。これらはTTCS 774:2020/BVTV基準に従っています。

クアンチャウロンガン協同組合の副社長、グエン・ヴァン・ビエット氏は、生産プロセスの厳格な遵守、有機肥料や生物農薬の使用を強調し、食品安全を確保しています。フンイエン省農業農村開発局は、輸出向けロンガンの全ての食品安全基準を監視し、100%の基準適合を確認しました。

フンイエン省商工局のヴー・クアン・タイン局長によると、日本は厳しい市場ですが、もし成功できれば製品の信頼性が大きく向上します。フンイエン省人民委員会は、2021-2025年にかけて日本市場へのロンガン輸出促進プロジェクトを承認し、製品のプロモーションイベントを開催しています。 グエン・ドゥック・フン氏(グローバルフード輸出入株式会社の社長)によると、フンイエン省はロンガンの品質向上と国際市場攻略のために、大規模な集中原材料地域を作り出す必要があります。