お盆休みや夏休みにベトナムへ旅行・出張する日本人にとって、事前に確認しておきたいのが「ベトナム旅行にビザは必要か」という点です。
結論からいうと、日本人は、所定の入国条件を満たしている場合、入国日から最長45日間、ビザなしでベトナムに滞在できます。45日を超える滞在や、滞在目的・入国条件によっては、ベトナム電子ビザ(e-Visa)などの事前手続きが必要です。
この記事では、日本人のベトナムビザに関する基本知識(45日間のビザ免除やベトナム観光ビザ・電子ビザの手続きなど)に加え、お盆・夏休みの繁忙期における空港混雑を避けるためのベトナムのファストトラック活用法など、注意したいポイントをわかりやすく解説します。
※入国・ビザに関する規定は変更される場合があるため、渡航前に必ず公式情報をご確認ください。

1. 【日本人のベトナムビザ】渡航前に確認すべきポイント
ベトナムでの滞在が45日以内の日本人旅行者は、通常、ビザ免除制度を利用できます。現行の制度は、ベトナム政府決議44/NQ-CPおよび駐日ベトナム大使館の情報によると、所定の入国条件を満たすことを前提として、2025年3月15日から2028年3月14日まで適用されます。
「ベトナム旅行にビザは必要か」という疑問への答えは、滞在期間、入国回数、渡航目的によって異なります。45日を超えて滞在する場合、複数回入国する必要がある場合、またはより柔軟な旅程を希望する場合は、電子ビザ(e-Visa)をはじめとするベトナム観光ビザの選択肢をご検討ください。また、現地での就労、投資、報道活動、長期プロジェクトなどを伴う場合は、入国目的に合った適切なビザや関連書類を準備する必要があります。
| 渡航ニーズ | 確認すべき選択肢 |
|---|---|
| 45日以内の短期観光または短期出張 | 入国条件を満たす場合は「ビザ免除」 |
| 45日を超える滞在 | 電子ビザ、または渡航目的に合った書類 |
| ベトナムを出国後、複数回再入国 | 数次電子ビザ(マルチプル)、または該当する入国資格 |
| ベトナムでの就労、長期プロジェクト、報酬の受領 | 適切なビザ、労働許可証(または免除確認書)、一時滞在カード |
| お盆や夏休みに余裕のない日程で渡航 | 早めに書類を準備し、空港情報を確認したうえで、必要に応じてベトナムのファストトラックを検討 |
ベトナムの電子ビザ(e-Visa)の有効期間は最長90日間で、1回入国(シングル)または複数回入国(マルチプル)を選択できます。ベトナム国家電子ビザポータルによると、参考手数料は1回入国が25米ドル、複数回入国が50米ドルです。申請が不許可となった場合でも、通常、手数料は返金されません。また、電子ビザを利用できるのは承認された国際出入国地点に限られるため、申請前に入国地点と出国地点を正確に確認してください。
なお、電子ビザはあくまで入国および滞在のための書類です。外国人がベトナムで長期就労する際に必要となる労働許可証や一時滞在カード、その他の手続きの代わりにはなりません。
電子ビザの申請、またはその他の入国書類を準備する際は、事前に氏名、旅券(パスポート)番号、有効期間、入国回数、出入国地点を必ず再確認してください。申請書類の情報は、渡航時に使用するパスポートの記載内容と完全に一致している必要があります。
2. 空港での待ち時間を減らすための事前準備
お盆はベトナムの祝日ではありませんが、日本では旅行需要が高まる時期であるため、観光や短期出張でベトナムを訪れる日本人が増える傾向にあります。そのため、各種ビザ(電子ビザ含む)、搭乗手続き(チェックイン)、手荷物、空港からの移動手段については、通常より早めに準備をしておきましょう。
オンラインで対応できる手続きは事前に済ませ、航空会社が定める時間を厳守することが大切です。例えばベトナム航空では、対象便について出発時刻の24時間前から1時間前までオンラインチェックインが可能です。
また、ベトナム航空が運航する国際線の場合、空港での搭乗手続きは「出発予定時刻の3時間前」に開始し、「50分前」に締め切られます。これはベトナム航空独自の規定となるため、他社便をご利用の場合は、必ず航空券または各運航会社のウェブサイトにてご確認ください(出典:ベトナム航空)。
・パスポート(旅券): 十分な残存有効期間があること(入国日から少なくとも6か月以上の残存期間と、ビザ貼り付け用の未使用ページがあることが推奨されます)。
・航空券・日程表: 往復航空券、ベトナム出国予定日が確認できる日程表(eチケット控え)、または該当する場合は第三国への航空券。
・電子ビザ(e-Visa): 対象者の場合、電子データ(スマートフォン等への保存)と、印刷した用紙の両方。
・滞在先情報: ベトナムでの宿泊ホテルや、滞在先の住所・連絡先情報。
・現地での移動・連絡先: 到着ターミナル、送迎車の乗車場所、ベトナム国内でつながる連絡先電話番号。
・オフライン用データ: パスポートのコピー、電子ビザ、航空券、ホテル予約確認書などをオフライン環境でも確認できるよう保存(または印刷)しておくこと。
事前にオンラインチェックインを済ませた場合でも、空港カウンターでの書類確認や手荷物預け、出入国審査が不要になるわけではありません。パスポートと入国関連書類は、受託手荷物(預け入れ荷物)には絶対に入れず、必ず機内持込手荷物に入れて携帯してください。空港の混雑が予想される時期は、事前の書類準備に加え、必要に応じてベトナムのファストトラックサービスなどの活用もご検討ください。
3. 空港到着後の混雑を避けるための対策
着陸時刻と「実際に空港を出られる時刻」は分けて計画を立てましょう。飛行機が到着した後も、入国審査、預け入れ手荷物の受取、税関通過、そして送迎車の乗車場所への移動など、様々な手続きに時間がかかります。
例えば、ノイバイ国際空港(ハノイ)で国際線から国内線へ乗り継ぐ場合、旅行者は国際線(T2ターミナル)で一度手荷物を受け取り、国内線(T1ターミナル)へ移動して再度搭乗手続きを行う必要があります。ノイバイ国際空港によると、両ターミナル間は無料シャトルバスでの移動が可能です。
乗り継ぎ便の間隔を詰めすぎたり、到着直後にタイトな予定を入れたりするのは避けましょう。必要な乗り継ぎ時間には、入国審査、手荷物受取、ターミナル間の移動時間も余裕を持って含める必要があります。

【ベトナムのファストトラック利用について】
空港での手続き時間を短縮したい場合、ベトナムのファストトラック(優先レーン案内などの入国支援サービス)の利用も一つの手です。ただし、ファストトラックはビザや電子ビザの代わりにはならず、入国許可を保証するものではありません。また、出入国管理、税関、保安当局による検査が免除されるわけでもありません。予約前に、待ち合わせ場所、支援範囲、対応時間、フライト遅延時の対応方法を必ず確認してください。
・事前の待ち合わせ確認: 小さな子どもを連れたご家族などは、事前にドライバーとの待ち合わせ場所(柱の番号など)を明確に統一しておく。
・スケジュールのゆとり: 乗り継ぎがある場合、到着予定時刻の直後に長距離移動のチャーター車などを予約しない。
・正規ルートの利用: 事前に手配・確認した交通手段のみを利用し、正しい乗車エリアであることを確認する。ドライバーが見つからない場合でも、無許可のタクシー(白タク)や身元不明の客引きには絶対について行かず、空港内の正式な待機エリアで待ち合わせる。
4. 【時期別】お盆・夏休みのベトナム渡航前チェックリスト
旅行需要が高まる時期は、余裕を持った準備が不可欠です。出発までの時期に合わせて以下の項目を確認してください。
■ 出発の2~4週間前
・滞在期間の確定
・入国回数(シングル/マルチ)と出入国地点(利用空港等)の確認
・ビザの要否・申請方法の選定
・電子ビザ(e-Visa)の申請(※必要な場合、必ず「ベトナム出入国管理局の公式ポータル」からのみ申請すること)
■ 出発の3~7日前
・航空券(eチケット控え)の再確認
・利用するターミナル(出発・到着)の確認
・手荷物のパッキング・規定重量の確認
・空港からホテル・目的地への移動手段の確保
・乗り継ぎ時の要件確認(手荷物の再受取やターミナル移動が必要かどうか)
■ 出発前24時間以内
・オンラインチェックインの実施(※対象便の場合)
・スマートフォン等の充電・モバイルバッテリーの準備
・必要書類(パスポートのコピー、電子ビザ、航空券、ホテル予約確認書)のオフライン保存または印刷
・航空会社からの最新の案内(遅延やゲート変更など)の確認
・スケジュールの最終確認(到着直後にツアー、長距離移動、重要な面会予定を入れていないか見直す)
5. まとめ
お盆や夏休みにベトナムを訪れる日本人は、ビザ免除または電子ビザ(e-Visa)のどちらが適用されるかを正確に確認し、パスポートの有効期限等を見直したうえで、余裕を持って空港での手続きに備える必要があります。利用ターミナル、手荷物規定、送迎車の乗車場所を事前に確認しておくことで、空港での待ち時間や移動経路のトラブルを減らし、柔軟な旅程を維持できます。
多言語翻訳、丁寧な書類確認、迅速な対応を強みとする「Green Sun Vietnam」は、日本人のベトナムビザをはじめとする関連書類の準備をきめ細かくサポートします。外国人旅行者向け支援の豊富な経験を活かし、渡航者のミスによるリスク軽減と、準備時間の大幅な短縮に貢献いたします。
6. FAQ(よくある質問)
Q1. 日本人が7日間ベトナム旅行をする場合、ビザは必要ですか?
A. 通常、所定の入国条件を満たしていれば必要ありません。日本人は現在、最長45日間のビザ免除対象となっています。ただし、パスポートの残存有効期間、ベトナム出国日が確認できる航空券、渡航目的などは事前に確認する必要があります(※現行制度は2028年3月14日まで適用予定)。
Q2. ベトナムに45日を超えて滞在する場合、どの方法を選べばよいですか?
A. 45日を超える滞在を予定している場合は、電子ビザ(e-Visa)または渡航目的に合った書類を取得してください。ベトナムの電子ビザは最長90日間有効で、1回入国(シングル)と複数回入国(マルチプル)があります。申請時は、パスポート情報、入国日、出入国地点、入国回数を正確に申告する必要があります。
Q3. 電子ビザをスマートフォンに保存していても、印刷したほうがよいですか?
A. はい。スマートフォンの充電切れや通信障害、また空港のイミグレーションでの迅速な確認に備え、電子データと印刷版(紙)の両方を持参することを強く推奨します。印刷前に、氏名、パスポート番号、有効期限、入国回数、出入国地点に誤りがないか確認してください。すべての情報がパスポートと完全に一致している必要があります。
Q4. 日本の空港には出発時刻の何時間前に到着すべきですか?
A. 利用する航空会社が案内する指定時間に従ってください。例えばベトナム航空の国際線では、チェックインカウンターは「出発予定時刻の3時間前」に開き、「50分前」に締め切られます。お盆や夏休みの混雑時期に受託手荷物がある場合や、小さなお子様を同伴される場合は、さらに余裕を持って空港へ到着することをお勧めします。
Q5. ベトナムのファストトラックを利用すれば、必ず早く入国できますか?
A. いいえ。ベトナムのファストトラックは、予約したサービスの範囲内で優先レーンへの案内などの手続きを支援するものであり、出入国管理当局による入国審査そのものの代わりにはなりません。お申し込み前に、待ち合わせ場所、支援範囲、フライト遅延時の対応方針をご確認ください。何よりも、有効な入国書類を正しく準備しておくことが最も重要です。
Q6. 日本人が短期出張でベトナムを訪れる場合、労働許可証は必要ですか?
A. 具体的な業務内容によって異なります。取引先との打ち合わせ、市場調査、会議への出席、短期の契約交渉といった活動は、通常、ベトナム国内での「直接的な就労」「サービスの提供」「プロジェクト運営」「報酬を伴う活動」には該当しません。ただし、実際の就労を伴う場合や長期滞在となる場合は、目的に合った適切なビザ、労働許可証(または免除確認書)、一時滞在カードに関する規定を必ず確認してください。
お盆や夏休みの渡航予定を確定する前に、パスポートの有効期限、ビザ免除条件、電子ビザの要否、入国地点、航空券、滞在先情報を今一度確認しましょう。
Green Sun Vietnamでは、日本人および外国人旅行者に向けて以下の手配・サポートを提供しております。
・お客様の旅程に合わせたビザ免除、または電子ビザの選択肢に関する確認とアドバイス
・電子ビザ申請前のパスポート情報、入国日、出入国地点、入国回数の事前チェック
・ビザ、入国手続き、一時滞在カード、労働許可証に関連する翻訳・書類確認・申請準備のサポート
・ベトナムのファストトラックの手配、空港での待ち合わせ場所や繁忙期の注意点に関するご案内
Green Sun Vietnamは、皆様の書類確認と渡航準備を全力でサポートいたします。 ※ビザおよび電子ビザの発給、入国許可の最終決定権は、ベトナムの管轄当局の権限に属します。
ベトナム渡航前に、日本語またはベトナム語でのサポートをご希望の方は、ぜひお気軽にGreen Sun Vietnamまでお問い合わせください。


ホーチミン支店コンサルタント
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