9月は、多くの日本企業がベトナムへ出張する時期です。商談や工場視察、展示会・会議への参加などを予定している場合は、航空券やホテルの手配だけでなく、日本人向けのベトナムビザや入国条件、現地の建国記念日(国慶節)の休業スケジュールも事前に確認しておくことが大切です。

本記事では、ベトナム出張用ビザやベトナムの長期滞在ビザを含む各種ビザの手続き、到着時に便利なベトナム空港のファストトラック、そして国慶節前後の営業スケジュールなど、9月の渡航前に押さえておきたいポイントを分かりやすく解説します。

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Business traveler looking at a Vietnamese cityscape at the airport, symbolizing a September business trip to Vietnam.

1. 日本人向けのベトナムビザ|出張目的・期間に合った入国方法

日本人がベトナムへ出張する場合、入国方法は滞在日数だけでなく、渡航目的や入国回数によっても異なります。

航空券の手配や商談日程を確定する前に、ビザ免除、ベトナムEビザ、あるいは受入企業による招へい・保証手続きのどれが必要になるかを把握しておきましょう。

日本国籍の方は、所定の入国条件を満たしている場合、最長45日間ビザなしでベトナムに滞在できます。この制度は、ベトナム政府の決議第44/NQ-CPに基づき、2025年3月15日から2028年3月14日まで適用されています。

ビザ免除は、商談、展示会・会議への参加、市場調査、工場視察など短期出張に最適です。ただし、現地での実務(就労)、長期研修、プロジェクトの実施、報酬が発生する業務を行う場合は、別途手続きが求められるケースがあります。

そのため、ベトナム出張用ビザの取得にとどまらず、労働許可証(ワークパミット)や一時滞在カード(TRC)の要件も併せて確認しておくことが大切です。

45日を超える滞在、または複数回の入国を予定している場合は、渡航前にベトナムEビザの取得をご検討ください。

このEビザは最長90日間有効で、シングルエントリーまたはマルチプルエントリーでの申請が可能です。申請にあたっては、ベトナム政府の公式サイトにてパスポート情報、入国予定日、入国地点、ビザの種類などを正確に入力してください。

なお、Eビザはあくまで入国・滞在を許可するものであり、現地での就労手続きに代わるものではない点に留意が必要です。

現地で長期間の業務を行う場合は、ビザ免除やEビザだけで自己判断しないよう注意が必要です。

渡航目的や業務内容によっては、受入企業を通じた招へい・保証手続き、労働許可証の取得(または免除申請)が必須となる場合があります。

また、ベトナムの長期滞在ビザを利用する際も、必要な書類や手続きは個々のケースで異なります。ビザだけでなく、現地の就労・滞在に関する最新の法規制を順守して準備を進めましょう。

表1.入国方法早見表

ケース検討すべき入国方法
45日以内の短期出張入国条件を満たす場合はビザ免除
45日を超える滞在、または柔軟な日程での渡航滞在期間に応じたベトナムEビザ
複数回入国する場合マルチプルエントリー(Multiple Entry)Eビザ
45日以内でも現地で実務(就労)を行う場合入国目的や就労規定に基づき別途手続きを確認
長期間の就労・滞在を予定している場合保証手続き、労働許可証、TRCなどの取得を確認

📌注意:出入国に関する制度や法令は予告なく変更される場合があります。ご出発前に、企業および出張者ご自身で関係当局の最新情報を確認するか、専門家へ相談したうえで、適切な入国方法を選択することを推奨します。

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2. ベトナム出張前に準備しておきたい書類と空港での入国手続

入国方法が決定したら、次に必要書類と空港での入国手続についても事前に押さえておきましょう。万全な準備を整えておくことで、到着後の予期せぬトラブルを防ぎ、出張をスムーズにスタートさせることができます。

パスポートやビザのほか、以下の書類が揃っているか確認してください。

  • 有効期限が6か月以上残っているパスポート
  • 取得済みのビザ(ベトナムEビザを含む)、またはビザ免除の証明書類
  • 往復航空券、または第三国への出国航空券
  • ホテルなど宿泊先の予約情報
  • 招聘状、商談日程表、受入企業の情報(※必要な場合)
  • ベトナム側担当者の連絡先
  • 入国前申告など、渡航時点で要求される書類

重要な書類は紙で印刷して持参するだけでなく、スマートフォンやクラウドストレージにも保存しておくと、紛失時にも安心です。

すべての出張において招聘状が必須となるわけではありませんが、招聘状や業務スケジュール、受入企業に関する情報を手元に準備しておくと、入国審査時に渡航目的をスムーズに説明できます。

また、展示会や工場視察を予定している場合は、名刺や会社案内、商談資料を持参することで、現地での打ち合わせもより円滑に進めることが可能です。

ノイバイ国際空港(ハノイ)やタンソンニャット国際空港(ホーチミン)では、時間帯や繁忙期によって入国審査が大変混雑する場合があります。そのため、時間を有効活用したい多くの企業がベトナム空港のファストトラックを利用しています。

特に次のようなケースでおすすめのサービスです。

・到着後、すぐに商談や会議の予定が入っている方
・経営者層やVIPゲストをアテンドする場合
・初めてベトナムを訪れる方
・団体(グループ)で出張される方

利用を検討する際は、担当スタッフとの待ち合わせ場所、具体的なサポート内容、フライト遅延・変更時の対応などを事前に確認しておきましょう。

📌注意:ベトナム空港のファストトラックは、あくまで入国手続きをスムーズにサポートするサービスであり、各種ビザ(ベトナムEビザ等)やその他の入国条件に代わるものではありません。また、実際の所要時間は当日の空港の混雑状況や入国審査官の判断に左右されるため、通過時間が確実に保証されるものではない点にご留意ください。

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3. ベトナム国慶節前後の出張スケジュールの立て方

ベトナムの建国記念日(国慶節)は毎年9月2日です。年によっては週末と重なったり、政府が独自の振替休日を発表したりするため、連休の日数が変動します。そのため、8月下旬から9月上旬にかけてベトナムへ出張する場合は、商談日程や各種手続き、サービスの予約を確定する前に、その年の正式な休日スケジュールを事前に把握しておくことが重要です。

国慶節期間中、公的機関は政府発表の公式カレンダーに従って休業します。一方、民間企業や工場、外資系企業においては、各社が独自の営業スケジュールを採用しているケースも少なくありません。 そのため、公表されているカレンダーのみで判断せず、取引先の実際の営業日や担当者の勤務状況、訪問受け入れの可否について、個別に確認をとることが大切です。

出張スケジュールを組む際は、思わぬトラブルを防ぐために以下の点を意識すると安心です。

  • 取引先の営業日を踏まえた商談日程の調整
  • 行政機関での手続きが必要な場合、連休直前スケジュールの回避
  • 急な予定変更に備えたバッファ(余裕)のある日程確保

特に出張期間が数日間にわたる場合は、柔軟に予定を組み替えられる余白を持たせておくことで、現地での急な変更にもスムーズに対応できます。

出張のタイムロスを防ぎ、時間を最大限に活用するために、以下のような事前準備をおすすめします。

  • 渡航数日前における商談日程の最終確認
  • 同一エリアへの訪問集約による移動時間の短縮
  • 複数人との調整を伴うタスクの連休前完了
  • 不測の事態に備えたオンライン会議環境の確保

事前に綿密なスケジュールを計画しておくことで、出張中のトラブルを未然に防ぐだけでなく、ベトナムの取引先とのビジネスをより効率的かつ確実なものにすることができます。

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4. ベトナム出張前の最終チェックリスト

ビザや出張スケジュールの手配が完了していても、出発前には計画全体をもう一度見直すことをおすすめします。

以下の簡単なチェックリストを活用し、書類の準備漏れや直前の予定変更を防ぎ、出張をよりスムーズにスタートさせましょう。

確認項目チェック内容
パスポート有効期限(6か月以上)と記載内容(氏名など)の確認
入国方法適用される入国条件(ビザ免除、ベトナムEビザなど)の確認
滞在日数滞在期間と入国回数(出張計画との整合性)の確認
航空券フライト情報(出発時刻、乗継便の有無)の確認
宿泊先ホテルの予約内容、住所、空港からの移動手段の確認
商談スケジュール各商談の日程、場所、参加者の確認
招聘状・資料招聘状(必要な場合)、名刺、各種商談資料の準備
国慶節の営業日国慶節期間中における取引先・関係機関の営業日の確認
空港サービス送迎やベトナム空港のファストトラックの予約状況の確認
通信環境SIM/eSIM、国際ローミングなど通信環境の準備

出発前の数分間を使ってこれらを最終チェックすることで、書類不備や商談日程の齟齬、業務遅延といったトラブルを未然に防ぐことができます。特に、8月下旬から9月上旬にかけて渡航される場合は、ベトナム国慶節の影響を考慮し、出発前に取引先の営業日程を改めて確認しておくと安心です。

5. まとめ|ベトナム出張を成功させるために

ベトナム出張を円滑に進めるためには、ビザの手続きだけでなく、現地の祝日カレンダーを把握し、取引先の営業日を事前に確認したうえで、必要な書類を漏れなく準備しておくことが不可欠です。

また、スケジュールに余裕がない場合や、到着後の時間を有効に使いたい場合は、ベトナム空港のファストトラックの利用を検討することで、混雑しやすい入国手続きをよりスムーズに通過できます。

事前の入念な計画と準備が、想定外のトラブルを防ぎ、ベトナム出張の成果を最大限に高める鍵となります。

6. FAQ|よくある質問

Q1. 日本人は45日以内のベトナム出張でビザが必要ですか?
渡航時点の入国制度によりますが、日本国籍の方は所定の条件を満たしていれば、ビザ免除で入国できる場合があります。ご出発前に、必ず関係当局の最新の規定をご確認ください。

Q2. ビザ免除の範囲で商談や取引先訪問は可能ですか?
取引先との商談、展示会への参加、市場調査などは、一般的に短期出張の範囲内として認められています。ただし、ベトナム国内で報酬が発生する実務(就労)を行う場合は、別途関連する就労手続きが求められます。

Q3. ベトナムEビザがあれば、現地で働くことはできますか?
いいえ、できません。ベトナムEビザはあくまで入国および滞在を許可するためのものであり、労働許可証(ワークパミット)など、就労に必須となる手続きの代わりにはなりません。

Q4. ベトナム空港のファストトラックは利用すべきですか?
ベトナム空港のファストトラックは、到着後のスケジュールに余裕がないビジネスパーソンや、団体でのご出張、初めてベトナムを訪れる方に強くおすすめするサービスです。なお、本サービスは入国審査へのご案内をスムーズにサポートするものであり、入国審査そのものを免除・代替するものではありません。

ベトナムへのご出張に向けて、各種ビザ(ベトナムEビザを含む)、入国に向けた受入保証手続き、労働許可証などの準備が必要な場合は、ぜひGreen Sun Vietnamにお任せください。最適な手続きのコンサルティングから、必要書類の準備、申請の進捗管理まで一貫してサポートいたします。

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  • 出張スケジュールに合わせたベトナム空港のファストトラック手配と入国時の注意事項のご案内

スムーズで確実なベトナム出張を実現するために、まずはお気軽にGreen Sun Vietnamまでご相談ください。

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ホーチミン支店コンサルタント

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